公開日 2022年08月08日
更新日 2022年08月08日
2022年5月以降、これまで主にアフリカ大陸で発生が報告されていた「サル痘」の患者について、欧米を中心に感染事例が報告されています。
サル痘(とう)とは
・サル痘は、サル痘ウイルスによる感染症です。
・一般的には発熱や発疹(ほっしん)、リンパ節のはれ等の症状がみられますが、多くの場合、数週間で自然に治ります。
感染経路について
・主に感染した人や動物の皮膚の病変・体液・血液に触れた場合(性的接触を含む)、患者と近くで対面し、長時間の飛まつにさらされた場合、患者が使用した寝具等に触れた場合等により感染します。
症状について
・体の部位に関係無く、発疹や水ぶくれなどがないかどうか注意してください。
・その他、発熱、頭痛などの症状が見られる場合があります。
・水ぼうそうなどの他の発疹を生じる病気との区別が難しいことがあります。
・症状は発熱と発疹を主体とし、多くは2~4週間で自然に回復するが、小児等で重症化、死亡した症例の報告もあります。
サル痘を疑う症状があった場合について
・サル痘を疑う症状が見られた場合、最寄りの医療機関に相談してください。
・医療機関を受診する際には、マスクの着用や発疹部位をガーゼなどでおおう等の対策をした上で受診してください。
参考
厚生労働省ホームページ:サル痘について|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
国立感染症研究所ホームページ:サル痘とは (niid.go.jp)
厚生労働省検疫所ホームページ:http://www.wbgt.env.go.jp/img/heatillness_checksheet.png
外務省ホームページ:外務省 海外安全ホームページ (mofa.go.jp)