平成21年3月の市長アルバム

更新日：2009年11月13日

平成21年3月19日　「武州正藍染」の企業訪問

　武州織物工業協同組合では、武州正藍染の伝統を守り、埼玉県の誇れるブランドとして地域の活性化を図る目的で、平成20年9月に特許庁の『地域団体商標』に登録されました。
　河田市長が、武州正藍染の市内の企業を平成21年3月19日に訪問しました。

中島紺屋（当主中島安夫氏／小松２２３　ＴＥＬ５６１−３３５８）

　天保７年創業。
　「武州藍染の主なものは剣道着です。おそらく生産では日本一でしょう。６０年藍染一筋でやってきたが、時代が大きく変わりましたね。」と、中島さんが笑顔で語っていただきました。
　同紺屋では、小学校の社会科見学などを受け入れるほか、藍染体験もできます。また、「藍染資料館」では武州藍の歴史と工程が分かる貴重な資料を展示するなどＰＲに努めています。

野川染織工業（株）（代表取締役　野川雅敏氏／須影８７８　ＴＥＬ５６１−０３６８）

大正３年創業。
　「戦後農業の機械化が始まり、過酷な農業に最適だった藍染めが羽生でも絶滅状態となってしまい、剣道着で新しい分野を開拓してきました。藍染めは糸の素材を強くします。また、藍は殺菌・抗菌・虫除けの効果があり、家族はみんな健康で長生きですよ。」と熱く語っていただきました。

竹村産業（株）（代表取締役竹村恵司氏／上村君１０６−１　ＴＥＬ５６５−２０３０）

　明治２７年創業。
　「自然発酵建ての藍染めは、剣道着では昔からあたり前でした。今は中国からたくさん製品が入ってきているので、伝統的な工法を守っていきたい。また最近では、シックハウス症候群の対策で、家の内壁に藍染めを使用するお宅もありましたよ。」とやさしくお話しいただきました。

小島染織工業（株）（代表取締役小島秀之氏／神戸６４２−２　ＴＥＬ５６１−３７５１）

　明治５年創業。
　「羽生イオンショッピングセンター内にあるショーケースに展示してある当社のＧパンを見て、会社までお客さんにお越しいただいたこともありました。現在、『藍染め市』を定期的に開催しており、お客さんに浸透してきています。今後、まちのイベントに発展していければと思います。『藍のまち羽生』としてもっといろいろなところでＰＲしていけるといいですね。」と期待を込めて話していました。

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