公開日 2023年09月27日
更新日 2025年09月04日
最近のムジナモ自生地の様子
今年の夏は最高気温が35度以上となる猛暑日が連日のように続きましたが、宝蔵寺沼のムジナモは順調に育っています。7月から8月にかけて開催した自生地見学会では延べ80名を越える方にご参加いただきました。参加者の方々にはムジナモ自生地の自然を肌で実感していただけたかと思います。また、今年の見学会ではムジナモの花の蕾や開花した様子を観察することができました。
8月31日には、埼玉県のムジナモ野生復帰記念シンポジウム「宝蔵寺沼ムジナモ自生地を守る」を羽生市産業文化ホールで開催しました。近年、自生地内でムジナモの生育状況や水生動物、ムジナモのDNA多様性調査、水環境調査など実施していただいたいる埼玉大学の先生方や植物調査を実施していただいた専門家、羽生市ムジナモ保存会、羽生市担当者により、これまでの自生地の状況と、調査などからみえてきた今後の課題などについて発表し、その後、参加者からの質問を受ける形での討論を実施しました。参加者数は133名にもなり、市内のみならず、市外、県外からも多くの参加者がありました。ムジナモへの関心が高まっていることを実感しました。
宝蔵寺沼ムジナモ自生地の様子(9月1日撮影)。マコモ等の草が茂り、水路が覆われています。
ヒシなどの他の水生植物と一緒に繁茂するムジナモ(9月1日撮影)。真ん中あたりの水面にムジナモが浮遊しています。
埼玉県のムジナモ野生復帰記念シンポジウムの様子(8月31日)。
過去の履歴(下にあるタイトルをクリックすると写真が見られます)
日本精工株式会社がムジナモ自生地の一部の草を刈りました(平成30年6月)