公開日 2025年01月31日
更新日 2025年05月30日
令和7年1月28日に八潮市内において、中川流域下水道の下水道管の破損に起因すると思われる陥没が起き、走行中のトラックが転落する事故が発生しました。
テレビなどでの報道をご覧になり、不安に思われる方が多くいらっしゃるかと思います。
そこで羽生市における下水道管(公共下水道の汚水管)の調査状況についてお伝えします。
羽生市内における下水道管(公共下水道の本管)の調査について
調査概要
羽生市には、令和6年3月31日時点で下水道管の本管と枝管が併せて約133km存在しており、計画的に下水道管内部の調査を行っております。
調査は、下水道管の工事時期の古いものから順番に実施し、繰り返し調査を継続することになっております。
なお、調査を実施し補修が必要と判断された箇所は、都度補修を行っております。
調査や補修を行う際は、関係するマンホールの周囲において、一時的に交通規制を行います。
通行される皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご協力のほど、よろしくお願いします。
調査方法
内径80cm以上の下水道管
作業員がマンホールから管の内部に入り、目視により調査を行います。
管の内部は、硫化水素などのガスが充満している可能性があります。
そのため、常に換気を行い作業員の安全を確保しています。
内径80cm未満の下水道管
自走式小型カメラを使用した調査を実施します。
自走するための車輪やカメラが搭載されています。
自走式小型カメラは、マンホールから下水道管の内部に入れます。
黄色く写っているものは、自走式小型カメラに内蔵されたライトの光です。
細くて人が入ることのできない下水道管の内部を、明るく照らしながらの調査が可能です。
調査状況
本管
- 工事時期:昭和50年度~平成30年度
- 内 径:20cm~1m50cm(水質浄化センター付近が最大となります。)
- 延 長:約11.6km
- 調査状況:令和5年度完了(令和3年度開始)
- 調査結果:腐食は確認されず水漏れなどについては補修済
枝管
- 工事時期:昭和50年度~令和7年度現在も工事中
- 内 径:20cm~35cm
- 延 長:約122.2km
- 調査状況:工事時期の古いものから、順番に調査を実施中
- 調査結果:腐食や破損などを確認し次第、補修を実施
羽生市内で最も大きな下水道管
羽生市内最大の大きさとなる下水道管(実物大)と軽自動車との比較になります。
内径が1m50cmのコンクリート管になります。
なお、八潮市の破損した管路は内径4m75cmです。(報道記事)
自主点検を行いました。(令和7年1月31日)
国や県の動向を鑑み、令和7年1月31日に下水道管の本管において自主点検を行いました。今回の点検を行った本管に異常箇所は確認できませんでした。
点検は、マンホール内部の汚水の流れ具合(注記)や下水道管が埋設された道路に大きなくぼみや亀裂がないか、担当の職員が目視で確認しました。
(注記)管路内への土砂の流入により汚水の流れが阻害されていないか等
今後、下水道管が埋設された道路に大きなくぼみなどを確認し次第、下水道管の内部を調査し、下水道管の損傷の有無について随時確認し対応することとしています。
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