八雲神社神輿渡御等行事(行事が始まってから令和7年で400年!)

公開日 2025年06月16日

八雲神社神輿渡御等行事(やぐもじんじゃみこしとぎょとうぎょうじ)(羽生市指定無形民俗文化財 平成19年3月19日指定)

 八雲神社の祭礼で神輿渡御が行われるようになったのは、棟札写から寛永2年(1625)だとされています。かつては旧暦の6月7日の神輿渡御に始まり、6月末日の茅(ち)の輪くぐり行事までが祭礼の期間でした。現在は7月7日に近い土曜日に開催されています。
 神輿渡御は午後2時ごろから始まり、お旅所を出発した神輿は八雲神社へ向かいます。その後往来を渡御したあと、再びお旅所へもどるというものです。シンボルである大神輿(通称:おんな天王)は天井板に書かれた記録によると享保8年(1723)年に新調されました。
 渡御は、先導、神職、稚児(ちご)、幟(のぼり)、太刀持ち、太鼓、獅子、七五三(しめ)持ち、榊、賽銭箱、来賓、巫女、提灯が行列をなします。往来では神官が紅白の紙片、続く稚児が塩をまきながら進みます。
 午後5時頃から、各町内の神輿及び山車(だし)が引き回されます。この祭礼の主体は、近隣が屋台(山車)なのに対し、江戸時代当初から神輿であることに特色があります。
(上記の解説は平成19年(2007)指定時の調査内容を元に作成しています)

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大神輿渡御(左側:『羽生町誌』昭和9年(1934)刊より、右側:令和6年)

 

※八雲神社神輿渡御等行事が行われる「羽生てんのうさま夏祭り」の実施日等につきましては、羽生市観光プロモーション課のホームページまたは羽生市観光協会のホームページにて最新情報をご確認ください。

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