公開日 2023年06月16日
更新日 2023年08月24日
熱中症に注意しましょう
熱中症は気温などの環境条件だけでなく、人間の体調や暑さに対する慣れなどが影響して起こります。気温がそれほど高くない日でも、湿度が高い・風が弱い日や、体が暑さに慣れていない時は注意が必要です。
特に、高齢者の方々には、熱中症対策に関して気を付けていただく必要があります。高齢者は、暑さを感じにくく、体内の水分量が少ないため、室内にいても、高温、多湿、飲水などの条件が重なり、熱中症を発症してしまう危険性が大きいです。
正しい予防法を知り、ご自分の身を守りましょう。
熱中症警戒アラート
「熱中症警戒アラート」とは、熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境になると予測された際(暑さ指数33℃以上)に、前日の夕方17時と当日の朝5時に都道府県に発表される情報です。発表されている日には、外出を控え、エアコンを使用する等の、熱中症予防行動を積極的にとりましょう。
1 外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。
2 熱中症のリスクが高い方に声かけをしましょう。
3 普段以上に「熱中症予防行動」を実践しましょう。
4 外での運動は原則中止、又は延期をしましょう。
5 暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。
※環境庁・気象庁の「熱中症警戒アラート発表時の予防行動」
「県公式LINE」で「熱中症予防情報・警戒アラート」のプッシュ配信(埼玉県ホームページ)
熱中症予防5つのポイント
1 高齢者は上手にエアコンを
高齢者や持病のある方は、暑さで徐々に体力が低下し、室内や夜間でも熱中症になることがあります。
節電中でも上手にエアコンを使っていきましょう。周りの方も、高齢者のいる部屋の温度に気を付けてください。
2 暑くなる日は要注意
熱中症は、暑い環境に長時間さらされることにより発症します。
特に、梅雨明けで急に暑くなる日は、体が暑さに慣れていないため要注意です。
また、夏の猛暑日も注意が必要です。湿度が高いと体からの汗の蒸発が妨げられ、体温が上昇しやすくなってしまいます。猛暑の時は、エアコンの効いた室内など、早めに涼しいところに避難しましょう。
3 水分と塩分をこまめに補給
のどが渇く前に水分を補給しましょう。汗には塩分が含まれています。大量の汗をかいたら、水分とともに塩分(スポーツドリンクなど)も取り、食事でも適度に塩分が補給できるとよいでしょう。
ビールなどアルコールを含む飲料は、かえって体内の水分を出してしまうため水分の補給にはならず、逆に危険です。
また、高齢者は暑さやのどの渇きを感じにくい傾向がありますので、こまめに水分を補給しましょう。寝る前も忘れずに!
4 「おかしい!?」と思ったら病院へ
熱中症は、めまい、頭痛、吐き気、倦怠感などの症状から、ひどいときには意識を失い、命が危険になることもあります。「おかしい」と思ったら、涼しいところに避難し、医療機関に相談しましょう。
5 周りの人にも気配りを
自分のことだけでなく、ご近所で声を掛け合うなど、周りの人の体調にも気を配りましょう。スポーツ等行事を実施する時は気温や参加者の体調を考慮して熱中症を防ぎましょう。
こんな症状があったら熱中症を疑いましょう
軽症
めまい、立ちくらみ、こむら返り(筋肉痛)、手足がしびれる、汗がとまらない、気分が悪い、ボーっとする
中等症
頭痛、吐き気、体がだるい(倦怠感)、虚脱感、意識がなんとなくおかしい
重症
意識がない、けいれん、体が熱い、呼びかけに対し返事がおかしい、まっすぐに歩けない
参考
環境省熱中症予防サイト:http://www.wbgt.env.go.jp/
埼玉県熱中症予防対策:https://www.pref.saitama.lg.jp/a0704/netsuchusyo/netsu2020.html
熱中症の対処方法(応急処置):http://www.wbgt.env.go.jp/img/heatillness_checksheet.png
埼玉県 熱中症予防お手軽レシピ:https://www.pref.saitama.lg.jp/a0704/netsuchusyo/netsuchusyo_yobou_recipe.html
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