公開日 2025年05月23日
地域史発掘事業
文化財は地域と密接な関わりを持っています。しかし、現状はうずもれている文化財が多く、認識されていない文化財が多いのが現状です。そこで、地域住民が自らの地域内にある文化財あるいは歴史的な資産等を発掘し、地域の価値の再認識と活性化を目指していく支援事業です。
主に公民館を拠点とし、地区の代表者等により組織された団体が活動しています。団体が行う文化財の調査・保全・啓発事業について、羽生市から交付金を交付しています。
現在、羽生市内の5地区で活動していますが、活動していない地域でも地域史発掘事業に興味がございましたら郷土資料館までご連絡ください。
三田ヶ谷地区地域史発掘事業
平成20年度から三田ヶ谷地区地域史発掘事業実行委員会が活動しています。
三田ヶ谷地区の祭りと行事、地誌、石仏などの調査を行い、その成果をまとめた書籍を刊行しています。その他に毎年1月ごろに行われる三田ヶ谷公民館の公民館まつりで展示を行っております。過去には三田ヶ谷小学校の児童を対象とした授業を行っていました。
三田ヶ谷公民館まつりでの展示の様子
主な刊行物:『三田ヶ谷地区の「祭りと行事」』 『三田ヶ谷の地誌』 『路傍の石仏』
平成28年刊行 令和2年刊行 令和6年刊行
新郷地区地域史発掘事業
平成20年度から新郷地区地域史発掘事業実行委員会が活動しています。
新郷地区にある文化財の調査を行い、その成果をまとめた書籍を刊行しています。その他にも、毎年1月ごろに行われる新郷公民館の公民館まつりで展示を行っております。平成24年から26年には川俣関所跡及び新郷宿ジオラマの制作を行いました。現在、ジオラマは道の駅の情報公開スペースにあり、見ることができます。
新郷公民館まつりでの展示の様子
主な刊行物:『新郷宿(日光脇往還)の歴史』 令和4年刊行
村君地区地域史発掘事業
平成23年度から永明寺古墳保存会が活動しています。
1ヶ月から2ヶ月に一度、村君地区内にある県指定史跡「永明寺古墳」の古墳周辺の掃き掃除や除草などの環境整備を行っています。
永明寺古墳の清掃の様子
須影地区地域史発掘事業
平成24年度から羽生須影今むかし探究会が須影公民館を中心に活動しています。
地区内にある須影八幡神社や古文書、金石文などの調査を行っています。その他にも、須影地区内の文化財を巡る公開現地見学会を実施しています。
公開現地見学会の様子
主な刊行物:『羽生の地名~地名からみる羽生の歴史~』 平成31年刊行
『須影八幡宮を知る~併せて別当蓮華寺を知ろう~』 令和6年刊行
川俣地区地域史発掘事業
令和6年度から本川俣の廻り地蔵保存会が活動しています。
羽生市指定文化財無形民俗文化財「本川俣の廻り地蔵」の保全・啓発活動を行っています。本川俣の廻り地蔵の巡回に使っている地蔵尊の展示や廻り地蔵を題材とした紙芝居を実施しています。
川俣小学校での本川俣の廻り地蔵の説明(左)と紙芝居(右) ※令和5年度実施 参考画像
※ホームページで取り上げた主な刊行物は羽生市立図書館で閲覧できます。